黒蘭の蔵

気に入ったもの、気になったものを放り込んでおく蔵
2012/02/11(土)
本編クリアしましたのでざっくりと感想を。

総プレイ時間17時間以上、ノーマルモードでの全ての楽曲をA評価。
リズムゲームプレイ歴はPS『パラッパラッパー』とかGB『ポップンミュージックGB アニメーションメロディ』とか『ビートマニア』とか。
『リズム天国』や『スペースチャンネル5』は未プレイ、DS『レイトン教授』3作プレイ済み。
そんな人の感想です。

ストーリーのネタバレになり得る記述が含まれます。
ご覧になる方はご注意ください。



本作は現代のフランス・パリを舞台に、美術品を盗んでは数日後に元の場所へと返す怪盗R(少年ラルフ)となって様々なリズムゲームをクリアしながら、失踪した父親の行方、そして盗まれたナポレオンの棺と遺体を巡る謎に迫っていきます。


まず本作で一番残念に感じた点として、ヒロイン・マリアの声の演技を挙げておきます。
マリアの声に起用されたのは若手女優の剛力彩芽さんで本作が声優初挑戦。
おそらくビジネス的な理由もあるのだと思いますが、それにしても最低限のクオリティは要求してもらいたいものです。
私にとってはストーリーへの感情移入に支障が出るくらい浮いていて、まぁハッキリ言えば、下手だな(笑)と思いました。
剛力さん出演のCMなどを見る感じでは自然な演技ができる印象でしたが、やはり声だけの演技はそれとは違うようです。


ストーリーに関してはどっかで見たような感じもありますが、割とスタンダードな展開。
突如現れたナポレオンを名乗る男、秘宝、鍵になる少女。
少しずつ謎に近づいてゆきピンチに陥ったり、事件解決のための協力者が現れたり。

ただ演出面で違和感を感じるシーンもいくつかありました。
特に気になったのが、CEROのレーティングが上がるのか、ムービー内で敵による発砲シーンで銃声がカットされている場面でした。
敵が銃を構え、BGMなどは流れていながら銃声はなく、次の場面で人が倒れるといった感じで、出血跡などもないため最初見たときは撃たれたのだと理解するのに時間がかかりました。

アニメムービーでの立体視は2D絵が多重に並んでいる感じではありますが結構良かったです。
ただ、明らかに続きを臭わせるエンディングはあまり好きではありません。


ストーリーの展開に合わせて、関連したリズムゲームが挿入されます。
先にガイドリズムが流れ、続いてそのリズムと同じようにボタン入力するなどしてテンションゲージを上げていきます。
それを交互に繰り返し、ゲージが残った状態で曲の最後までいけばランクに関わらずクリアとなります。
後半、終盤になるにつれて難易度の高い曲が多くなりますが、難しさよりテンポと気持ちよさを優先した曲が間にあっても良かったのではないかと思いますね。

難易度の高い曲ではゲージは上がりにくく、ミスすると大きくゲージが下がっていくため高ランククリアは難しくなりますが、ゲーム開始前にメダルを消費することで、ゲージを上がりやすく、あるいは下がりにくくすることができます。
また、初めてのプレイでは対応しにくいタイミングや、どういった操作を要求されているのか分からない曲も出てきます。

全般的に何度かプレイして覚えるタイプのものが多いと思います。
お手本プレイや練習モードがあればよかったですね。
一応、画面の隅に入力のタイミングを表すガイドを表示させることができるので、慣れない内は映像よりガイドを見たほうがプレイしやすいかもしれません。


リズムゲームのタイプは大きく4つに分けられます。
Aボタンや十字キーなどでの「ボタン入力型」、下画面をタッチ・スライドする「タッチ入力型」、3DS本体を傾ける「ジャイロ操作型」、そして「ボタン+ジャイロ型」。

ボタンやタッチは操作もしやすく比較的リズムとも合わせやすいんですが、問題はジャイロ操作型。
リズムに合わせた入力というよりも、成否判定部分で“傾き終えている”という条件になっており、簡単・難しいという以前にプレイしていて気持ちよくないんですよね。
ボタン入力型でも、ガイド音、入力成功・失敗音などがメインのBGMと合っていないように感じてリズムに乗れないものもありました。
ただそういった曲は少数ですし、曲のバリエーションはジャズな感じからブラスロック、クラシックをアレンジしたものまであり、印象に残るものも多いです。
ちなみにリズムゲームは隠し曲も入れて全部で50あります。


ゲームはボードゲーム風マップを自由に移動し、目的地でストーリーとゲームをこなし、マップに表示される次の目的地へ、といった感じで進みます。
下画面には立ち止まったマスの風景が表示されます。
背景をタッチすることで隠されたメダルやコレクションアイテム等が手に入りますが、メダルはともかくコレクションアイテム集めでこの作業はわずらわしかったですね。
最終的にBGMレコードは攻略Wiki見てコンプしました。

私はそういった探索をちまちまやったり、リズムゲームをA評価でクリアするまでは先に進まないようにしていたのでクリアまで15時間ほどかかりましたが、一度プレイしたゲームはいつでも遊べるようになるので、とりあえず先へ進むことを目標にすれば10時間前後でもクリアできるかもしれません。
リズムゲームには街の人に話しかけることでプレイできるものもありますが、取り逃してもお店で買えますし、コレクション要素も最後のチャプターでの探索で全て手に入れることができるようです。

本編クリア後にはリズムゲームの判定が厳しくなったハードモードでプレイできるようになります。
そのほか4種のエンドレスゲームや、各リズムゲーム開始前にメダルを支払うことで挑戦できるパーフェクトチャレンジなど、やり込み派リズムゲーマー向けの要素もあります。


私個人としては物語に入り込めなかったり、一部のリズムゲームでノれないものがあったりもして、惜しいと感じる部分も多々ありましたが、全体としてはまずまずのゲームではないでしょうか。
曲や遊び方にもバリエーションがあって楽しめ、上で述べたようにやり込める部分もあります。
リズムゲーム経験の浅い人には高難易度の曲は厳しいかもしれませんが、メダル交換による救済措置と合わせて頑張ればクリアできるかと思います。

“制作と宣伝・販売”、“表現とビジネス”。
そんなことをうっすら感じるタイトルでもありました(笑




関連記事:
DS『レイトン教授と魔神の笛』と3DS『リズム怪盗R』を買ってきました/2012年1月26日


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