黒蘭の蔵

気に入ったもの、気になったものを放り込んでおく蔵
2017/05/06(土)
PS4版『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと(英題:What Remains of Edith Finch)』を買ってプレイしてクリアしました。
1周クリア後のざっくりとした感想を。
当然、他機種版との比較はありません。
若干、ネタバレっぽい記述もあるかもしれません。
ご覧になる方はご注意ください。



本作は、ある屋敷で暮らした一族全員が次々と不可解な死を遂げたフィンチ家の最後のひとりとなった女性エディスとなり、屋敷に残された物から彼らの最期を垣間見ていくアドベンチャーゲーム。

ゲームは主観視点で進んでいき、時折、モノローグ(独り言)とともに字幕が現れ、消えていきます。
この辺のストーリーテリングが特徴的。
ちなみに音声は英語になっています。
道や屋敷内を歩いていくことでモノローグが進み、カメラも自動で字幕のほうを向くようになっているんですが、カメラ操作しながら歩いていたら見失うこともありましたねw



ローカライズも良くできてるほうだと思いますが、一部、脱字があったり、区切りや改行を入れたほうが分かりやすくなりそうなところもありました。



屋敷に残された日記や手紙、書類などを手に取ることで、一族それぞれの最期の出来事を追体験することになります。



一族の最期の描かれ方は様々で、アメコミの中を進んでいったり、写真を撮ることで話が進んだり、タコを動かして字幕を表示させたりと、それぞれに異なった表現になっているのが面白かったです。
人物によっては明確に死の訪れが分かるものもありますが、全体的にはどこか非現実的で空想的に描かれているように思います。



プレイ感覚という意味では、缶詰工場で働くある人物の場合、右スティックで魚を加工する作業をしながら、左スティックで妄想の中のRPGキャラを操作するというのは新しく感じましたね。
現実の作業と現実逃避の妄想をゲーム的に表現するとこうなるのかなという気もします。



屋敷には鍵のかかったドアや隠し通路などありますが、頭を使うパズル要素があるわけでもなく、ゲームを進めていけば順番に通っていけます。



開発が『アンフィニッシュド・スワン』を手がけたGiant Sparrowということで、同タイトルを思わせる物が置かれているのはニヤリとします。



本作をゲームとして考えるとそれほど面白みは感じませんでしたが、モノローグと宙に浮かぶ字幕によって語られ、それぞれに描き方、表現の異なる一族の最期など、ストーリーテリングの面ではだいぶユニークな作品だと思います。
ラストのゲームプレイシーンも印象深い。

ホラー作品ではないのですが、空想的な出来事が淡々と描かれているものもあり、どこか薄気味悪さも感じますね。
一応、書いておきますが、一族の死の謎が解明されるということはありません。

敵と戦い、ライバルと競い、パズルを解くという意味での「ゲーム」を求めている方には他のタイトルをオススメしますが、他とは違うストーリー体験がしてみたいという方は本作をプレイしてみてもいいのではないでしょうか。




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