黒蘭の蔵

気に入ったもの、気になったものを放り込んでおく蔵
2009/07/09(木)
カンニング少女/黒田研二 文春文庫




有名私立大学・馳田学院に通っていた姉・芙美子を事故で亡くした天童玲美
彼女はある日、姉の手帳に書かれたメモを見つけ、姉の死に疑問を持つ。
その真相を知るため馳田学院入学を思い立つが、彼女の成績ではかなりの難関。

そんな彼女の想いに応え、力を貸そうとする学年一の優等生の並木愛華、機械いじりが得意な平賀隼人、そして芙美子の陸上部での後輩だった椿井杜夫

彼らのたどり着いた結論は、カンニング作戦。

カンニングは成功するのか?
そして事故の真相は?


*紹介しといてなんですが、やや物足りない感じです。

「コンゲーム」というと騙し騙され、裏の裏をかくというイメージがあるのですが、主人公たちのカンニングは一方的に行われる印象がありました。
事故の真相も予想の範囲内で、ある意味、売り文句に対する期待が大きすぎたかなぁとw
勿論、作中のカンニングはユニークで面白いんですけどね。

しかし結末の部分、事故の真相が綴られる場面は静かながらも力強い印象で、清々しくも感じ、読後感は爽やかだと思います。
どちらかというと、友情とか青春とか恋心とかにウェイトを持たせたほうがいいのかもしれません。

力強くプッシュはしませんが、店頭にあったら手に取ってもいいのではないかと思える作品です。

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