黒蘭の蔵

気に入ったもの、気になったものを放り込んでおく蔵
2014/08/12(火)


PSV『解放少女 SIN』を最後まで読み終えました。
真のエンディングまで見て、無事トロフィーもコンプしたので、ざっくりとした感想を。
PS3版は未プレイですので当然、比較等はできません。





まずは気をつけるべき点をひとつ。

物語終盤の重要な局面で、必要な選択肢が出てこないという状況がありました。
おそらくそこに至るまでの選択ミスの数によってそうなるのだと思われますが、ひとつのパートで1回、2回のミスがあっても物語は進めることができ、わざとミスしてその場合の物語を読んだりしていたため、どこのミスが残ったままなのか分からず、結局ニューゲームでスキップしながらノーミス選択してフラグを回収しました。

セーブを活用しつつ、Vita版ではダイブ中の正解の選択肢は分かりやすくなっているので、ノーミスプレイのデータを残しながら進めていくのが無難かもしれません。


物語に関して、そこそこ楽しみながらも中盤あたりで一時、気持ちが離れかけました。
というのも、ポリティカル(政治的)・サスペンスとしてスケールの大きな事件が起こりながらも、事件の発生場所や容疑者の存在などが狭い範囲にあることに対して、ちょっと“ご都合主義”が過ぎやしないかと感じたからです。
しかし、終盤に向かうにつれ明かされる真相はそれなりに納得でき、また、ミスリードや意外な展開にも驚かされ、結果としては充分楽しめる物語でした。




やはりテキストの誤字は気になりましたね。
上の画像だと「データの紹介(照会)」、「約束にに」、「意義(異議)を申し立て」、「アレさえなけ(れ)ばな」。
音声の部分でも、「自棄になる」を本来は「やけ」と読むであろう所を「じき」としていたり、その読みで合っているのかなという場面が何ヶ所かありました。
フルボイス・テキストアドベンチャーとしてはキッチリしておいて欲しいところです。

音声に関して、キャラクターボイスやその演技はかなり楽しかったです。
以前にも述べたようにシンやゴールドマン大使、ミブリなどクセになります。
また、観衆や生徒たちなど“その他大勢”のざわめきなどが聞こえる場面は臨場感があって良かったです。


トロフィーのコンプは読み進めるだけなので簡単。
クリア後のオマケで第1次(PS3版)オープニングムービーが見られて安心しました。



クリア後に気付いたことですが、チャプタータイトルに「進」、「浸」、「伸」といった、読みが「しん」となる漢字が含まれているのはちょっとしたこだわりでしょうか。
チャプター8では「しん」と読む漢字はありませんが、「罪」に「SIN」と振ってあります。




私の真のエンディングにたどり着くまでのプレイ時間は、音声をできるだけ聞きながら読み進め、データ上は約17時間といったところでした。

ゲーム性はあまり感じられませんが、ポリティカル・サスペンスとして陰謀渦巻く物語はなかなか見応えがありました。
バッドエンドの中にもぶっ飛んでて面白いものもあります。
設定として戦時中の状況が描かれており、プレイヤーの思想によってはもしかしたら受け入れにくいテーマもあるのかもしれません。
現実の思想や細かい理屈はわきに置いておいて、魅力的なキャラクターのやり取りと、ケレン味たっぷりのハッタリSFを楽しんでいただきたいですね。
3DS『解放少女』未プレイでも特に問題なく楽しめると思います。




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