黒蘭の蔵

気に入ったもの、気になったものを放り込んでおく蔵
2009/06/22(月)
Story Seller/新潮社ストーリーセラー編集部 編




首の骨を折られる殺人事件。
その目撃証言から浮かび上がった犯人像によく似た男。
さらにその男に間違われるほどよく似た、もう一人の男。

伊坂幸太郎 首折り男の周辺


チームワークとプライドと駆け引きと契約。
自転車ロードレースチームに所属する男たちの物語。

近藤史恵 プロトンの中の孤独


思考すればするほど、脳が劣化し死に至る奇病に罹った妻。
彼女の職業は「小説家」。

有川浩 ストーリー・セラー


厳格な祖母が君臨する、かつての名家に生まれ育った純香。
彼女が十五になったその日から仕えることになった使用人、五十鈴。
一時は主従というより友情にも似た関係の二人だったが。

米沢穂信 玉野五十鈴の誉れ


東京タワーのてっぺんで人が死んだ。
事故か事件か。
東京タワー内の商店に勤める土江田に探偵が近づいてきた。

佐藤友哉 333のテッペン


童話作家の圭介はクリスマスソングが流れるホテルのラウンジで、同窓会が始まるのを一人待っていた。
思い出すのは当時付き合った弥生と、彼女と別れるきっかけになったある事件。

道尾秀介 光の箱


普通の女子高校生、普通の受験生という状態に内心苛立ちつつも、ずれ方の分からない利奈。
あるとき彼女は見た。
目の前で人が消えるのを。
そしてそれはクラスメイトの秋山隆二だった。

本多孝好 ここじゃない場所


*ようやく全部読み切り、なんとか積まずにすみました
珠玉の七編といった感じで短編ながら読み応えがありました。

有川浩さんの「ストーリー・セラー」から読み始めたんですが、私はこれが今のところ有川作品で一番「強い」と思いますw
やられたというか、終盤は号泣でしたね。
ただ「Story Seller Vol.2」に収録された「ヒトモドキ」はちょっとイマイチ・・・w

「首折り男」は謎の出来事と何気ない台詞が最後に収束し、爽やかな結末が気持ちよかったです。

「プロトン」はちょっと「やおい」的に?、腐女子向けに変換できそうですw
こちらも爽やか。

「玉野五十鈴」の結末はすっきりするようで、ちょっと怖いです。

「333」は謎ですねぇ~。

「光の箱」はいくつかミスリードがありましたが、読み込みが浅くて、すぐにはミスリードと気づきませんでしたw

「ここじゃない場所」も謎を残して、といった感じ。
緊迫した場面でも利奈の内心がユーモラスに表現されているのが面白かったです。

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