黒蘭の蔵

気に入ったもの、気になったものを放り込んでおく蔵
2012/11/29(木)
PlayStation Vita『GRAVITY DAZE 重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動』の感想を。
ダウンロードコンテンツ(DLC)3種を含めた、ダウンロード版パックを購入、プレイ。
アクションゲームはそれなりにできるほう、DLC分を含めた全トロフィーコンプした人の感想です。



『グラビティデイズ』は記憶をなくした少女・キトゥンを主人公とし、猫のような生き物・ダスティの力を借りて重力を操り、空に浮かぶ街・ヘキサヴィルを飛び回り、ネヴィと呼ばれる敵と戦うアクションゲーム。


キトゥンの重力操作を使った移動方法はRボタンで無重力状態になり、カメラを操作し、再びRボタンを押すことでその方向に“落下”していく形になり、どれだけ高いところから飛び降りてもダメージを受けるようなことはありません。
“落下”の疾走感や浮遊感は気持ち良かったです。

重力操作を使った技はほかにも、重力操作移動の要領で敵にキックする重力キックや、身近にあるものを持ち上げ敵などに投げつける重力グラブ・スロー、地面を滑るように移動できる重力スライドなどがあり、特定のエリアで習得できる必殺技もあります。

重力スライドはタッチスクリーンの両端を押さえたままにすることで滑り出し、Vita本体をハンドルのように傾けることで曲がることができます。
この操作方法は始めは難しく感じましたが、ユニークで面白かったですね。


キトゥンの技や能力はプレシャスジェムと呼ばれるアイテムを消費することで成長させることができます。
体力や攻撃力、“落下”や重力スライドのスピードなど、成長させられる部分は多いですが、ジェムは十分用意されています。

ジェムは敵を倒すことでも手に入りますが、街の中にも落ちています。
宙に浮かぶ街の底の方にもあるため、探索のために飛び回ることになります。
街は物語が進むにつれて広がっていき、探索できる部分も増えていきますが、もう少しコレクション要素があれば良かったですね。
街の造形がよくできていた分、もったいない気がします。


戦闘では□ボタン連打によるコンボ攻撃も出せますが、基本的に重力キックを使うことのほうが多く、カメラ操作の調整や慣れが必要になると思います。
空中におけるカメラ操作は右スティックとVita本体を動かすモーションセンサーによる操作が併用できます。
モーションセンサーはオプションで感度を下げることで使用できなくすることもできます。

戦闘はそれほどスピーディーなものではなく、敵の攻撃を誘発してかわし、攻撃するという流れが多く、若干テンポが悪く感じました。
回避はタッチスクリーンをフリック(指でサッと弾くような操作)することで発生するんですが、ちょっとやりづらかったですね。
ただ必殺技の性能は高く、使用後もしばらくすれば再び使えるようになるので、強引に攻めることもできるかと思います。


街にはストーリーを進めるためのミッション開始地点のほか、サイドミッションのチャレンジ開始地点もあります。
時間内で多くの敵を倒したり、重力スローのみで敵を倒したり、チェックポイントを通ってゴールを目指したりといくつか種類があり、成績によってプレシャスジェムが獲得できます。

最高評価を得るためにはちょっと苦労するものもあり、能力を成長させておく必要があります。
また、評価後すぐに再チャレンジできるんですが、その際のロード時間がやや長いのがストレスになりました。
ロードに関しては全体的に長めでしたね。


ストーリーはマンガのような表現を用いたカットシーンで進行していきます。
フランスマンガのようなデザインや独自架空言語による擬音語など雰囲気は良く、Vita本体を動かすことで、コマによっては奥行きが出るように見えるものもあります。

ストーリーに関しては続編を考慮に入れてか、謎が謎のまま終わる部分が多くあるのは残念。
ただ終盤の展開には興奮したところもあります。
BGMも良いものが多かったですね。

ゲーム場面のグラフィックはまずまず。
上でも述べましたが街の造形は素晴らしく、壊したり持ち上げたりできるオブジェクトがあるのも良かったです。
街には一般の人や兵士も歩いており、キトゥンのアクションに反応したり驚いたりしますが、危害を加えることはできず、重力技で迷惑かけてもペナルティはありません。
チャプターごとに街の人の話を聞けるイベントがありますが、存在感、生活感は薄いですね。


ダウンロードコンテンツでは新たにサイドストーリーミッションが追加され、それに伴うコスチュームが手に入ります。
サイドストーリーはおまけ的ではありますが、なかなか面白かったです。
また、チャレンジミッションも追加されますが、スパイ編の異次元バイタルゲットレースはかなり苦労しました。


3D酔いに関しては、私はどちらかというと少ないほうですが、体調によっては酔うこともあり、本作でもちょっとヤバく感じるときもありました。
特に空中での戦闘はカメラを大きく動かす必要があり、酔わないまでも方向感覚が混乱するようなことがありましたね。


ゲームとしては、必殺技や能力強化で強行できる部分もあるかもしれませんが、操作性のぎこちなさや戦闘でのテンポの悪さも感じられ、全体的にはアクションゲーム慣れした人向けかなという印象で、人にオススメするにはもう少し洗練されたものが出るのを期待したいところです。
ただ個人的には、上記のようにストレスを感じる場面もありましたが、その分、やり切った感もあり、十分楽しめました。

あと、私はジャイロ操作併用でカメラ操作してましたが、戦闘中は上を向いたり下を向いたり体をひねったりするので、周りに人がいないところで遊ぶほうがいいと思います(笑




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