黒蘭の蔵

気に入ったもの、気になったものを放り込んでおく蔵
2012/07/16(月)
もう一ヶ月前の話題になりますが、6月にアメリカ・ロスアンゼルスで開催されたコンピューターエンターテイメント関連の見本市E3(Electronic Entertainment Expo) 2012において、任天堂、ソニーコンピューターエンターテインメント、マイクロソフトのハードメーカー3社と、エレクトロニックアーツやUbiソフトなどのソフトメーカーによるメディア向けのプレスカンファレンスが行われ、海外ゲーム情報サイト等ではどの発表が一番良かったか話題になっていました。

遅ればせながら私が読んだ範囲で、誤訳上等でざっくりとまとめてみます。
有名なサイト、そうでもないサイトありますが、評価や感想は書き手個人によるものです。





Who Won E3 2012? /NowGamer(6月6日)

ソニー>MS=任天堂

MS C
発表された新作ゲームを見ると良いラインナップに見えるが、前作との違いがあるのか分からず、共通して銃を撃つゲーム。
タブレット端末との連携やInternet Explorerの実装でテレビをスマートテレビに変えるというアイデアはナンセンス。

ソニー B
『Beyond: Two Souls』と『The Last of Us』、2つの新規IP、PS Vita向けの独占タイトルも発表した。
「ハリー・ポッター」ブランドの『Book of Spells』は『Killzone』をプレイするような人向けではないが、PS Moveに刺激を与えるかもしれない。
新鮮さとアイデアがあったカンファレンス。

任天堂 C
Ubiソフトを除くサードパーティがついて来るのか見えない。
『ピクミン3』や『Nintendo Land』はコアな任天堂ファンには良いかもしれないが「ゼルダ」や「マリオギャラクシー」などキラータイトルの発表がなかった。
1対4の非対称的なマルチプレイゲームは面白いアイデアで、Miiverceのソーシャル要素は可能性を感じる。

追記でUbiがB。



E3 2012: Who "won" E3? /Examiner(6月7日)

ソニー>任天堂>MS

MS C
ゲームよりもアプリケーションやサービスに関する情報が中心で驚きもなかった。
アッシャーのパフォーマンスも含めてC。

任天堂 B
多くのゲームタイトルやWii U、ゲームパッドの情報が発表され良かった。
Miiverseのアイデアも素晴らしく、Reggieがゾンビになったのも忘れられない。
Wii Uの価格に関する発表がなかったのが唯一の欠点。
カンファに関して多くのゲーマーは『Nintendo Land』から始めて『ピクミン3』で締めるべきだったと言うが、筆者も同意。

ソニー B+
“ハードコアゲーマー”、“カジュアルゲーマー”、双方に向けた多くの発表があった。
『Beyond: Two Souls』は面白そうで、『God of War: Ascension』は発売日まで発表されたが、『The Last of Us』のデモが最も印象的だった。
A評価を得られなかったただひとつの理由は『Wonderbook』、『Book of Spells』のプレゼンが長すぎたこと。



E3 conferences, ranked worst to best /Examiner(6月7日)

Ubi>ソニー>任天堂>MS>EA



Who won E3 2012? /CHEAT MASTERS blog(6月8日)

任天堂>ソニー>EA>Ubi>MS

MSはD-の評価。
Ubiは司会がダメでカンファレンスを見るのが苦痛。
EAはカンファも発表されたゲームも良い。
ソニーは新しいゲームの発表もあって良かったが、『Wonderbook』のデモでマイナス。
次世代機Wii Uを出した任天堂の勝利。



Who won E3 2012? VideoGamer.com scores the big five conferences /VideoGamer.com(6月6日)

EA、Ubi>ソニー>任天堂>MS

複数のエディターによる評価(10点満点)の平均点で評価しています。

MS 5
『Halo 4』の後の発表には新しさも驚きもなかった。

ソニー 6
『Beyond: Two Souls』や『God of War: Ascension』、『The Last of Us』は素晴らしかったがPS Vitaのゲームがなかった。

任天堂 3.66
『ピクミン3』は良さそうだったが、それ以降は興奮するものはなかった。

EA、Ubi 7、8点台。
多くの素晴らしいタイトルを提示した。



E3 2012: Who won E3? The case for Ubisoft /XboxGameZone(6月8日)

Ubiが勝者。
新たなゲームプレイ、コンセプトを提示し注目を集めた。



Who Really Won E3 2012? /Video Games Interactive

勝者は任天堂。

MSの発表は無意味。
ゲームに関する情報がない。

ソニーのPSプラスでのソフト無料配信に関する発表や、「ゴッド・オブ・ウォー」などの新作タイトルの発表が素晴らしかった。

任天堂のWii Uに完全に目を奪われた。
Wii UはWiiのときと同様にゲームを変えるもので、ソフトメーカーもWii Uでできることを理解している。





結構、任天堂に対する評価が書き手によって差があったのが印象的でした。
Wii Uよりもソニーの新作デモを評価している人は、いわゆる“コアゲーマー”的な視点で見ているからかもしれません。
任天堂のカンファには、やはり宮本茂氏のところがピークで徐々にトーンダウンしていったという声がいくつかありました。

昨年に続いてマイクロソフトの発表に対しては一様に厳しいものがありますね。
一方で、多くのサイトで共通して好評なのがUbiソフトでした。
このへんもゲーマー視点からの評価かもしれません。

最後に私の感想。

任天堂≧ソニー>マイクロソフト

まぁUbiソフトが一番目立ってたのは同意ですが、3社で言えばこんな感じ。

やはり新ハードのWii Uと対応ソフトの発表は引きつけられるものがありましたね。
Wii Uの価格や発売日の発表、実機デモプレイがもっとあったら「任>ソ」だったでしょうし、ソニーの『Wanderbook』のプレゼンがもうちょっとコンパクトだったら「任=ソ」だったかもしれません。

MSの発表はイマイチに思いましたが、ただ3社の発表を見ると互いを意識しているように感じました。
Wii Uの登場により、ソニー・MSからも画面と手元の端末、2画面を意識したような発表がありましたし、Wii UもまたPS3・Xbox360同様、映像配信サービスに対応していると発表があり、ホームエンターテイメントの中心を意識したもののように思います。

来年はソニー、MSから新ハードの発表はあるでしょうか?




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